犬や動物たちへのリスペクトを大切にした新しいトレーニング手法。先進的、世界的システム

コース案内

HANDLING TEST

マスターハンドラークラス

《MASTER HANDLER CLASS》

2009.3.13

合格証
合格証

 

D.I.N.G.O. System においてハンドラーの目標となり、マスターハンドラー資格の条件として国際的な基準とする事をその目的として、D.I.N.G.O. HANDLING TEST MASTER HANDLER(略してDHT-MA)は設定されました。
DHT-MA はD.I.N.G.O. 認定インストラクターの元で随時開催されます。

道具に関して

  • カラーにはハルティ、ジェントルリーダー、チョークチェーン、ジャーマンチョーク等を使用してはならない。練習に使うことを否定するわけではないが、受験に際してはそれらの道具を使わなくてもできるレベルになっている必要がある。
  • マーチンゲールやリミテッドスリップカラー、そしてノンプル以外のハーネスは使用できる。
  • リードは皮またはナイロン製で1.2 ~ 1.8m のもの。
  • おやつを入れるようなトリーツバッグ、ポシェットのたぐいの装着は認められない。
  • 試験中おやつやおもちゃを携帯してはならない。
  • レトリーブ試験に使用するダンベル又はおもちゃ等は試験開始前にスタッフが預かる。

その他特記事項

  • DHT-MA の資格はハンドラーと参加犬のペアに対し付与される。

採点方法

  • 200 点満点からの減点方法。ただし、21番目の項目は加点方式とする。
  • どれか1科目でも10 点満点中4点以下だった場合は不合格
  • 合計点数が150 点以下の場合は不合格
  • 続行可能な場合は、途中の成績が合格に満たなくとも最後まで受験できる
  • 各科目の最低点は0 点とし、それ以下はない
  • 最後にジャッジから総評が与えられる
  • 採点表は参加者に渡される

項  目

  1. 飼い主の横でおすわり
    • ジャッジにエントリーナンバー/ハンドラー名/愛犬の名前を申告する間座ったままでいられるか
  2. 横についてお散歩
    • 折り返しを入れて往復30m 以上60m 以内のコースをリード付きで行き帰り共に普通速度で歩く
    • 途中行き帰りともお座りする場所と2回の直角方向転換がある(コの字またはクランク)
  3. 様々な足場の上でヒーリング
    • ジャッジの指示により曲がり角を含め約10m の様々な足場の上をヒールポジションで歩く
    • 足場には滑りやすい床、不安定な板、柔らかい素材、ちりばめられた材木などが考えられる
  4. 携帯電話
    • 試験前にスタッフが携帯電話を渡すので、それをポケット等にしまっておく
    • ヒールポジションからジャッジの指示で5 ~ 10m 前に進む
    • 途中スタッフが電話をかけるので、そこで立ち止まり犬を座らせたまま携帯を取りだし話をする
    • ジャッジの指示で話を終えゴールラインに向かい反転してオスワリで終了
  5. 拾いもの
    • ヒールポジションからジャッジの指示により5 ~ 10m 前方に進む
    • 途中封筒が落ちているので、そこで犬を座らせハンドラーが封筒を拾う
    • 拾った封筒を持ったままゴールラインに向かい反転してオスワリで終了
  6. フセ
    • ヒールポジションからジャッジの指示で犬の前に背中を向けて立つ
    • ジャッジの指示で犬にフセをさせる
  7. 体に触る
    • タッテをさせた犬の体(前脚、マズル、後ろ脚、頭、背中、しっぽ等)をジャッジが触る
    • その間犬は立ったままで居ること
    • 直線距離は5 ~ 10m とする
  8. 異なる姿勢でのコントロール
    • ヒールポジションからジャッジの指示によりハンドラーだけしゃがんだ姿勢をとる
    • ジャッジの指示により犬をフセさせる
    • ジャッジの指示により犬を座らせ終了
  9. オスワリした犬の後ろに1分間立つ
    • ヒールポジションからジャッジの指示で犬の後ろに立つ
    • そのまま1 分静止し、ジャッジの指示でヒールポジションに戻って終了
  10. レトリーブ
    • ヒールポジションからジャッジの指示で、ダンベルを5 ~ 10m 前方に投げる
    • ジャッジの指示で犬に取りに行かせ正面またはヒールポジションに座らせた犬から受け取り終了
  11. ディストラクションの中の呼び戻し
    • ヒールポジションでスタッフから受け取ったロングリードを付け、通常のリードをはずし手に持つ
    • 5 ~ 10m 離れジャッジの合図で呼び戻し、正面または飼い主の横で座らせる
    • ハンドラーが歩かずに通常のリードを付けロングリードをはずして終了
    • コース上にはおもちゃやおやつのディストラクションがちりばめられている
  12. すれ違い
    • ヒールポジションからジャッジの指示により5 ~ 10m 先のゴールに向かって歩き出す
    • 途中向かってくる2 名のスタッフが連れた犬の間を通り抜ける
    • そのまま進みゴールラインで反転してオスワリをさせ終了
  13. 係留
    • ジャッジの指示により指定の場所に犬を係留する
    • ハンドラーは5m 以上離れた場所でジャッジに指示された作業を2 分間行う
    • ジャッジが終了を告げたら犬の元に戻り、リードをはずして手に持ちヒールポジションに入れる
  14. 好きなトリックを行う-1
    • あらかじめジャッジに何をするか申告する
    • トリックは基本的に何でも良いが、認められる内容かどうかは申告時にジャッジが判断する
    • 必要に応じてリードをはずしても良い
  15. 好きなトリックを行う-2
    • あらかじめジャッジに何をするか申告する
    • トリックは基本的に何でも良いが、認められる内容かどうかは申告時にジャッジが判断する
    • 必要に応じてリードをはずしても良い
  16. 好きなトリックを行う-3
    • あらかじめジャッジに何をするか申告する
    • トリックは基本的に何でも良いが、認められる内容かどうかは申告時にジャッジが判断する
    • 必要に応じてリードをはずしても良い
  17. 好きなトリックを行う-4
    • あらかじめジャッジに何をするか申告する
    • トリックは基本的に何でも良いが、認められる内容かどうかは申告時にジャッジが判断する
    • 必要に応じてリードをはずしても良い
  18. 好きなトリックを行う-5
    • あらかじめジャッジに何をするか申告する
    • トリックは基本的に何でも良いが、認められる内容かどうかは申告時にジャッジが判断する
    • 必要に応じてリードをはずしても良い
  19. 椅子の横で休む
    • 受験者、またはスタッフと、約1 ~ 2m 離れて向き合った椅子に座り2 分間犬を足下で休ませる
    • その間対面する相手、あるいはスタッフやジャッジと話をする
    • その間犬が立ち上がってはいけない
  20. クレートに入り休む
    • ヒールポジションからジャッジの指示によりロングリードに付け替え(状況によりリードをはずす場合もある)5m 程度先に置かれた戸を開けたクレートに犬を入れる
    • ハンドラーは犬の元に行きロングリードをはずしてクレートの戸を閉め、指示された遮蔽物に隠れる
    • そのまま2分静止し、ジャッジの指示で犬を出す
  21. クリッカーで自発的行動を引き出す
    • クリッカーを用い、一切の合図やヒントを出さずに、新しい行動をできるだけ引き出す。
    • キャプチャリングだけではなく、シェイピングを行ってもかまわない。
    • 制限時間は2分間で合格ラインは新しい行動を4個以上。
    • ターゲットの種類やターゲットの有無などは、当日ジャッジが指定する。
    • 新たな行動とハンドラーが判断した時は、その都度ジャッジに申告する。
    • 行動の数は全てハンドリングテストの合計点数に加点される。(1個1点)
    • ヒントやキューを出した行動はカウントされない。
    • ジャッジが新しいと判断できない類似の行動もカウントされない。