フェアトレーニングという考え方
動物とのトレーニング、あるいは関わり方に、フェアトレーニングというコンセプトを持ちませんか?
D.I.N.G.O.の考え方は以下の通りです
動物側の選択肢を尊重する
- さまざまな理由で行動を選択をする動物の権利を大切に
- 人の都合を押し付けるのではなく、動物にとって「やる、やらない」を含めた選択肢のあるトレーニング方法を優先する
- 選択肢のないトレーニングこそが強制訓練といえるのだと思うから
- -動物の立場で選択肢を考えたら、食べ物を求めるのは贅沢な発想なのでしょうか
「餌で釣る」のは卑しいことなのですか? - - 攻撃性は「問題行動」ですか?
追い詰めた結果の「心の叫び」ではないのでしょうか - - ストレスについて
それは無いほうがいいのでしょうか、それとも適度な刺激を適度に与えることが大切なのでしょうか? - - QOLというテーマを考えて、こういった事柄を広い視野で見据えていきたいと思います。
動物を飼うということはヒトのエゴなのでしょうか?
- - ヒト社会で暮らすことを求められる動物
- - 本来この動物は、という問いかけに意味はあるのでしょうか?
- - 飼育下に有る場合でも当てはまるのでしょうか?
- - コンパニオンアニマル独特のルール
- - 動物本来とはあまりに異なる生活環境
- - 生き抜くためのローカルルール
様々な観点から考えて、トレーニングはせめてもの、動物の負担を減らす手立てとなりえるのかも
- - ハズバンダリートレーニング
- - 環境エンリッチメント、フォージング
- - 相互理解
- - ルールに基づいた遊び
公平(フェア)な立場で接するためには
- - そもそもコンパニオンアニマルはヒトが世話をしなければ生きていけない
- - 私たちは保護者であり責任者でもあります
- - 世話をすることと「上から目線」であることの違いはなんでしょうか?
- - 弱者を守ってやるという視点だけでいいのでしょうか?
- - 強制も誘導も上から目線ではないでしょうか?
- - 対等な目線を意識し、上から目線を外すことからはじめましょう
- - 誘導より報酬
- - そのために環境の管理が重要
クリッカートレーニングは人道的と思われていますが、使い方によっては過度なストレスを与えます
- - 正解を伝えるトレーニングでは不正解を伝える事はありません
- - なかなかクリッカーが鳴らない事への苛立ちが高まります
- - 消去のバーストはバーストしているわけです
- - バーストとは破裂の事です
- - 苛立ちや疑問がピークに達するとバーストします
- - ストレスコントロールが大変難しいのです
- - 正の強化には負の弱化が伴うのです
- - したがってクリッカーではストレスの管理が最重要かもしれません
フィードバックという考えを改めて見直す
- 資源を管理しているトレーニングでは、動物は…
- いつでも正解を求めている
- 資源が欲しい
- ヒトとのコミュニケーションを求めている動物は…
- 正解を出すことが楽しい
- 叱るのではなく、不正解を教えて欲しい
- 対話を通じて学習してもらう
- YESだけではなく、もちろんNOだけでもない相互通行
- ほめる、叱るという考え方を捨ててみましょう
- こちらの言い分、相手の言い分
- 一方的にメッセージを伝えるのではなく、相手からのメッセージを注意深く受け取るようにしましょう
- ストレス管理に
- コミュニケーションのギャップがコンパニオンアニマルにとって最も大きなストレスになりうるから
これらの考え方から、D.I.N.G.O.ではコンパニオンアニマルとのトレーニングをフェアトレードになぞらえ、フェアトレーニングというコンセプトで表現することにいたしました
今自分が行っていることは目の前の動物に対してフェアなのかどうか、常に自問自答しながらこれからの時代の人と動物の共生を考えていきたいと思います
D.I.N.G.O.によって少しでも多くのコンパニオンアニマルとオーナーが充実した生活を過ごしていただくことができれば幸いです。
動物取扱業登録
事業所名称 | 有限会社 DORG(ドーグ) |
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事業者氏名 | 新居 和弥 |
所在地 | 神奈川県横浜市都筑区荏田東4-37-3 |
動物取扱業 | [訓練]横浜市 83-150号 |
登録年月日 | 平成24年6月27日 |
有効期間の末日 | 平成34年6月26日 |
動物取扱責任者 | 新居 和弥 |